セクシャリティ迷子のメモ帳

32歳、バツイチ独女、バイセクシャル。思ったこと・感じたことの備忘録。

「女らしさ」を押し付けられる不快感について考えてみた

 

Twitterで拡散されていた記事で、自分のTwitterでもちょろっと感想を述べたのだが。

「女らしさ」を押し付けられるのがなぜ嫌なのか、改めて考えてみたいと思った。

 

 

なんで押しつけが嫌なんだろう?

 

私の考えの根本には

 

  • 「精神的に自由でいたい」
  • 「物事を柔軟に考えたい」

 

という思いがある。

これは私が思い込みが激しく「~すべき」という規範意識が強いことから来ている。

要は、真面目すぎて辛くなることが多いので、ちゃらんぽらんに楽しくやりたいのだ。

考えがゆるくなれば、少しは生きやすくなるかなーという願望である。

 

それで、本題。

「女らしさの押し付け」に感じるのは、不快感と同時に防衛本能もある。

「てめえ、私のナワバリに入ってくんな!!」っていうやつ。

「精神的に自由でいたい」という思いを踏みにじられているような気持ちになる。

 

押しつけへの不快感は、祖母と歴代元カレに感じることが多かった。

ちなみに「歴代元カレ」の中に元旦那は含まれていない。

彼は「女らしさ」の押し付けを一切してこない、ジェンダーレス男子(見た目は普通でしたけどね)だったからだ。

じゃあ、なんで離婚したのかって話は別の記事で書くとして。

 

 

実際に押し付けてきた人たち

 

祖母はよく「女が家事をして当たり前」と言っていた。

88歳という年齢と、お手伝いさんがいるような家庭環境で育ったことを考えれば、当然、そうなるっちゃなるんだけど。

私が家事をしても無反応だったのに、弟が同じことをすると「エラいわねー!!」と声色を変えて褒めていた。

幸い、両親の教育方針は真逆で、弟も祖母の反応に白けきっていたが。

「同じことしてるのに、反応に差がありすぎる」と当時はイライラしていたが、上記のとおり、祖母に同調する家族がいなかったので、その点では大きな不満はなかった。

 

問題は、歴代元カレたちである。

不倫も含めると、元旦那以外は「女らしさ」を押し付けてくる野郎どもが多かったなぁ。

特に顕著だったのは、2か月前に別れたモラハラ彼氏だった。

 

モラハラ彼氏は、押し付けがひどかったわけではないのだが、一緒にいるのも耐え難いなと思ったエピソードがある。

それは「彼女なんだから、洗濯くらいしてよ」と言われた時。

当時、通い同棲状態になっていて、朝食を毎回彼に用意してもらっていた(頼んでないけどね)。

「僕がやってばかりじゃ嫌だから、たまには、はるかさんもやってほしい」と言われたのだ。

頼んでないとはいえ、朝食を用意してもらっているのに何もしないのも悪いかと思って、彼の言う通り、洗濯をした。

やりながら憂鬱でたまらなかった。

洗濯自体はもちろんできるし、やり方だって分かっているけど、

 

「何で結婚もしてないのに、人様の服を洗濯しなきゃならないんだろう」

「っていうか、結婚してても、人様のために家事なんてやりたくない」

 

という気持ちでいっぱいだった。

洗濯を終えたことをLINEしたら、彼からは「ありがとう」と返ってきたが、ちっとも嬉しくなかった。

嫌な予感がふつふつと湧いてきた私は、彼にたずねた。

 

「今後もこういうこと(家事)するのを、感謝も特にしないで求めてきたりする?」

 

彼からの返信は

 

「感謝しないことはないけど、求める回数は増えていくと思う」

 

だった。

彼との結婚は絶対にない、と思った瞬間だった。

結婚している時、家事はあくまで「自分のため」にやっていたし、元旦那もそれに異議は唱えていなかった。

それが快適だったのに、誰かのためにやるなんて絶対できないと思った。

その出来事から1ヶ月後にモラハラ彼氏とは別れた(正確に言うとフラれた)。

 

 

つまり、こういうことです

 

ものすごーーーーーーく脱線してしまったけども(笑)

「女らしさ」の押し付けが、自分のテリトリーを侵されている気分になって、非常に嫌な気持ちになる。

自分を守るために頑なになる。

っていうのが理由なのかなと思います。

答えになってない気がするけど…