セクシャリティ迷子のメモ帳

32歳、バツイチ独女、バイセクシャル。思ったこと・感じたことの備忘録。

セックスそのものが好きな人って、ほとんどいないのかもしれない

 

 

Twitterでちょっとバズっていたツイート群。

これ見て、Tちゃんのこととか、ハプニングバー(以下「ハプバー」)で出会った人たちのこととか思い出して、憂鬱になったりしたのだった。

Tちゃんというのは、エロ系裏垢で知り合った、セックスをするたびに病んでいく女の子のことだが。

彼女についての詳細は過去の記事を読んで頂くとして。

 

haruka15793.hateblo.jp

 

 

セックスが好きってほんと?

 

それで、本題。

件のツイートを見て考えたのは、純粋にセックスそのものが好きな人ってほとんどいないんじゃないかということ。

セックスをどう捉えているかにもよるけど。

娯楽なのか、コミュニケーションなのか。

まぁ、定義は置いておいて。

 

ハプバーに来てる人たちは、主に三種類に分かれてた。

 

  1. 性欲処理しか考えてない脳たりん
  2. 寂しさをセックスで紛らわせているメンヘラ
  3. 性的な遊びをやり尽くして人間じゃなくなった方

 

思い返してみると、2の方々が圧倒的に多かった。

1の方は出禁を食らって店に入れなくなるし、3の方は元々少数派。

なので、割合としては、

 

2:8割

1・3:各1割

 

といったところ。あくまで主観だけれど。

件のツイートのような女の子たちもいたけれど、2に近い人が多い印象だった。

もちろん、私も2の人だった。

2の人たちの中には、セックスレスで悩んでいる既婚者も、男女問わず、けっこういた。

ハプバーのおかげで夫婦円満…という人はあまりいなくて、むしろ闇を深めていった人が多かった気がする。

私もその中の一人だったし。

 

たぶん求めてるものが違う

 

ハプバーのコンセプトとして「人には言えない性癖を共有する」というのが多かれ少なかれ、どの店にもあった。

ここでいう「性癖」というのは「特殊な性的プレイ」のこと。

2の人たちは「縄で縛られるのが好き」とか、「首絞めセックスが好き」とか、普通の人には受け入れづらいプレイをしたがるわけだけれども。

本当にそれがしたくて、ハプバーに来てるのか?

と、ハプバーから離れてみて疑問に思うのだ。

私もかつて2の人だったので、批判したいわけではない。

過去の私も含めて、2の人たちに問いたいのは「あなたの行くべきところは、ハプバーではないのでは?」ということ。

言語化できないモヤモヤした気持ちとか悩みとか、外の世界では自分らしく生きられなかったりとか。

そういうどうしようもない思いをセックスにぶつけていたのだろう、と思う。

2の人の中には、アニオタもけっこうな数いたのに、彼らの趣味は逃げ場としては機能していなかった。

彼ら(と過去の私)に必要だったのは、ハプバーじゃなくて、モヤモヤを吐き出せる場所だったんだと思う。

 

本来、ハプバーは3の人のためにある場所なんだろうな。

でも、2の人がいっぱい来ているっていうのは、行き場がないからで。

あるいは、あっても情報が行き届かないからで。

闇が深いんだよなぁ。