セクシャリティ迷子のメモ帳

32歳、バツイチ独女、バイセクシャル。思ったこと・感じたことの備忘録。

とても普遍的なLGBT映画でした


【予告編】映画「虹色の朝が来るまで」/2018

 

rainbowreeltokyo.com

 

Twitterのフォロワーさんと見てきた。

「レインボー・リール東京」という、LGBT系の映画祭で上映した作品。

ざっくり言うと、ろう者のレズビアンカップルが、他のLGBT当事者との交流を通して、悩みながらも希望を見出す物語。

メインの登場人物がろう者なので、セリフがほぼ全編手話なのだけれど、字幕もあるし、特に違和感はなかった。

 

 

映画の終盤は泣きっぱなし

 

自分のTwitterでも少し触れたのだけれど、終盤のシーンはボロ泣きしていた。

グッとくるセリフが多かったのだ。

特に良かったのは、主人公の2人がFtM男性(体は女性だが心は男性)から過去の話を聞いた時に出てくる、男性の母親の言葉。

 

「あなたが男性に変わったことを、私は受け入れられなかった」

 

「あなたのせいじゃない。誰のせいでもない」

 

「あなたの人生は一度きり。自分らしく生きてほしい」

 

セリフがうろ覚えなので、間違っているところもあるかもしれない。

引用したセリフだけでは分かりづらいかもしれないが、母親が戸惑いながらも、最後は自分の子を応援しようと決意した様が短いセリフの中に表れている。

こんな風に受け入れてもらえたら、幸せだろうなと思った。

と同時に、自分の両親はどう反応するだろうかとも考えた。

マイノリティー全般に理解はあるほうだけど、自分の子だったらどうだろう。

いまいち反応が読めない。

今はパートナーもいないし、クエスチョニングというセクシャリティ迷子な状態だから、しばらく言うつもりもないけど。

 

 

見終えた後に思う。

 

昨日の二次元アイドルライブでの疲れも残っていたけれど、今日見られて本当に良かった。

交流会とか、ビアンバーとか行って、自分のセクシャリティを探っていきたいと改めて思うのだった。

今は男性との恋愛はいいので、女性と付き合ってみたい欲が高まっているのだよ。

ただ、パートナー探すよりしばらくひとりでいたい気持ちもあるのだ。

自分の都合だけで動く気楽さを実感しているからねぇ。

友達増えるくらいでいいかな、しばらくは。

 

 

拍手文化の違い

 

そういえば。

今日初めて知ったのだけれど、拍手を表す手話があるのだよ。

普通は両手を叩くけれど、手話では、両手を広げてひらひらさせるのだそうだ。

星がキラキラしている様を表しているみたいで、素敵な光景だなと密かに思っていたのだった。

 

少し方向性を変えた

ブログのタイトルから変えたので「少し」ではない(笑)

元々、恋愛と性の話にプラスして、介護の仕事とか、趣味の読書について語る予定だったけど、性の話メインにしようかと。

一番関心があるのはそこだし。

読書に絡めることはちょいちょいありそうだけど、介護についてはどうかな。

まぁ、何にしても性の話がメインになります。

 

予定としては、以下のキーワードで語っていきたいな、と。

人に性の悩みを抱えている人の助けになれればいいなと、漠然と思う。

 

「離婚」

「不倫」

「セフレ沼」

セックスレス

ハプニングバー

「レズ風俗」

「LGBTQのQ(クエスチョニング)」

 

こうして並べてみると、濃いラインナップだな(笑)

どれについても、経験して感じたことを語るだけなので、アドバイスは期待しないでください…(笑)

私はこの相談者とお友達になりたい

am-our.com

am-our.com

am-our.com

 

上記のリンクはとある婚活相談シリーズの一部なのだが。

芸術系大学院生の女性が、中性的で性欲の薄そうな男性をゲットするにはどうしたらいいか、と相談するんだけど、相談が進むうちに「同性をパートナーにするのもアリなのでは?」という結論に至る内容。

記事を読んでいて、相談者の女性にものすごく共感できた。

特に、

「男男した男が怖い」

「美人のお姉さんなら付き合いたい!」

っていう二点。

 

男らしい男が苦手

 

相談者の女性と違って、ショタコンではないのだが、男らしい男、特にマッチョは苦手で、一緒にいて落ち着かない。

そういう人の中にもスイーツ好きとか、動物好きがいるだろうから、ひとくくりにするのも失礼だけど、何となく圧迫感がある。

というか、アレだな。

「女性らしさ」を押し付けられるのが嫌なんだな、単純に。

付き合っていて嫌だなと感じた男性は「女性らしさ」を押し付けてくる人がほとんどだった。

少しでも男言葉を使おうものなら、露骨に不快感を示された。

具体例を書こうと思ったらぱっと思いつかなかったので割愛するけど。

男性に限らず、価値観を押し付けてくる人は基本的には苦手。

 

性欲はあるほうだけど、一緒にいて落ち着くのは性欲の薄そうなガツガツしていない男性だったなぁ。

甘いもの好きとか、かわいいぬいぐるみが好きって一面があると、仲間意識のようなものを感じる。

10代の頃とか、ハプニングバーに通い詰めていた人妻時代は好みは逆だったけど。

なんだったんだろう、あの時は。

はっちゃけたい時期だったのかもしれない。

 

「女性となら付き合いたい」って部分に関しては前の記事も読んでもらいつつ。

 

haruka15793.hateblo.jp

 

 

きれいな女の人はアリ

 

レズ風俗でお姉さんとチョメチョメした時に

「悪くない、むしろアリ!」

と思ったのは、相談者と共通しているところかな。

もちろん、女性にだって価値観を押し付けてくる人はままいるわけだが、同性とのチョメチョメには満足感というか、幸福感というか、異性とした時とは違う「何か」があったのよねえ。

「何か」ってなんだよ、っていうのを説明するのが非常に難しいのだが…

異性とする時に感じてた「楽しませなきゃ」ってプレッシャーから解放されてたのかな。

他にも色々理由があるんだと思うけど、いま思いつくのはこれくらいなので、別の機会に考えることとしよう。

 

 

引用記事について

 

最後に、冒頭に紹介した記事の解説をチラッとしておく。

元は、アルテイシアさんという、性の話題をメインで書いている作家さん(というかライターさん)の連載。

婚活が上手くいかない相談者たちに、なぜ上手くいかないのか、どうしたら上手くいくかを、アルテイシアさんと相談者が一緒に考えていく。

共通しているのは、

「まずは自分を知ろう。自分がどんな相手がいいかを知ろう」

っていう、アルテイシアさんのスタンス。

これって、パートナーが欲しいと思った時に、誰でも考えたほうがいいことなのよね。

だから、記事を読む中で、自分と境遇が似てる相談者からヒントをもらったりする。

婚活をしていてもしていなくても、自分を知るきっかけになるので、一読の価値あり。

「転倒が多いから車イス」って考えは好きになれない

タイトルの意味が分かったあなたは介護職と思われるので説明は省きたいところだが、そうじゃない人が読んでいると思うので詳しく説明する。

「転倒が多いから車イス」というのは、介護施設ではよくある考えというか、対応なのだ。

とある入居者Aさんが、毎日のように転ぶ状況が続くと、普通の介護施設ではこう考える。

 

「このままでは取り返しのつかない大怪我をしてしまう。そうなる前にご本人が歩かなくて済むよう、車イスで移動してもらおう」

 

その結果「転倒が多いから車イス」のスローガン(?)の下、車イス生活がスタートしてしまうのだ。

上記の考えは一見問題ないように思える。

でも、これだと誰も幸せにならないんだよ。

 

私だって、現場の人間だから転倒ばっかされても困るという施設の気持ちはよーーーーーーーーーーーーーーく分かる。

夜中だろうが朝方だろうが、ホーム長や主治医に連絡しなきゃならんし、事故報告書を書かなきゃいけないし、再発防止策も話し合わなきゃならないし、怪我の具合によっては行政報告もしなきゃならない(らしい。ホーム長がやってることなので、詳しくは知らないが)

もちろん、ご家族にも連絡する。たまにキレる家族もいるらしいが、たいていは申し訳なさそうに「ご迷惑おかけしてすみません」と言われる。

何よりご本人がつらいわけだ。

何回も転んだら痛いし、迷惑かけてるなって気持ちになるのか「大丈夫」って言い張る。

 

自分でできることは自分でやってほしい、と私は思う。

もちろん、身体的な理由や認知症だったりで難しくなってくるけど「危険だから職員がやる」というのは違うと思うのだよ。

自分が老いた時、歩き方がヨタヨタしてるからって「危ないから座ってて」って言われて、何でもかんでも人にやってもらう状況は嫌でしょ?

手すりにつかまれば歩けるのに、転ぶ可能性が高いからって車イスに乗せられて歩かせてもらえないの嫌でしょ?

 

そういう当たり前のことは介護職だって分かっているが、現場は一人一人についていてあげられるほど人手が足りてない。

入居者が自分で自分のことができて、生き生きと暮らしていければいいのは分かってる。

それをどうやって実現すればいいのかが分からない。

 

私も悩んでいる。

「職員がやることによって、リスクを減らす」という、現場の空気に反抗したいけど、どうやったら打破できるのか。

答えは出ない。

 

あなたの悩みはセックスで解決できますか?

タイトルにある「裏垢」というのは、文字どおり、裏のアカウントという意味。

主に、家族・同僚・友人など、リアルなつながりの人たちには言えない秘密を話すために作られることが多い。

つい最近消したけど、私も作ってやってた。

裏垢にも細かい分類がいくつかあるらしいが、ここでは

「セックス相手を探すために作ったTwitterアカウント」

と定義する。

 

 

裏垢はこんな世界

 

私のいた裏垢は、ざっくり言うと

「アダルト出会い系サイトのTwitter版」

といったところだった。

「どうしたらセックスパートナーを見つけられるか」をツイートしてる人がたくさんいて、そういう記事もたくさんシェアされていた。

「セックス=コミュニケーション」と考える人が多かったので、挨拶もなしに「セックスしませんか?」と話しかける輩は、かなり軽蔑されていた。

具体的に言うと、アカウントを晒されたり、DMの文面を画像付きで晒されたり。

私は相手にするのが面倒なので、オール無視していたが。

 

 

とある女の子の話

 

そこで知り合った女の子で、印象に残っている子がいるので、その子の話をしたいと思う。

便宜上「Tちゃん」と呼ぶことにする。

Tちゃんは遠距離恋愛の彼氏がいるが、なかなか会えない上に、性欲もかなり強いので、セフレが10人前後いた。

セックスを性欲解消だけでなく、ストレス解消も目的としていて、本人は「セックスデトックス」と呼んでいた。

デトックス」の度に、ホテルの部屋の写真とともに報告ツイートしていて、フォロワーたちが(男女ともに)「デトックスできて良かったね」とはやし立てていて、当時の私も同じような反応をしていたのだが…

同じことをやりつつも、私は違和感があった。

デトックス」という言葉とは裏腹に、Tちゃんのストレスは解消されているように思えなかった。

それどころか、どんどん病んでいっているように感じたのだ。

 

Tちゃんのリアルな環境はかなり厳しかった。

母親が自分の気分次第で半狂乱のように怒り狂う、いわゆる毒親だった。

その母親と同居していて、愚痴や「家に帰りたくない」といったツイートもしょっちゅうしていた。

また、20代半ばで大学に入学したが、周りの同級生が自分より幼いと感じていて、彼らとのコミュニケーションをストレスに感じていることも、しょっちゅうツイートしていた。

あとは、セフレの一人(既婚男性)と共依存状態になっていて、別れる・別れないというやり取りを何度も繰り返していた。

 

一度だけ、Tちゃんと二人で食事をしたことがある。

ゆるふわな見た目と違い、貪欲な子だなと思った。

たくさんいるセフレや愛人の中で一番になりたいし、相手の興味があることは徹底的に勉強すると言っていた。

ただ、これは今になって思うことなんだけど、Tちゃん自身が好きなものは、会った時もTwitterを見ても分からなかった。

それがセックス、だとは思えない。

 

Tちゃんにとってのセックスは避難所のようなものだったんだと思う。

でも、抱えている闇が多すぎて、セックスだけでは対処しきれなくなっているように思えた。

そういえば、精神疾患系の薬も飲んでいるようだったな、Tちゃん。

セックスと薬以外の逃げ道は持ってなかったんだと思う。

 

 

本当の裏垢は…

 

Tちゃんのような人は、裏垢にはけっこういた。

というか、私の実感では9割はそういう人たちだった。

私もその9割の一人だった。

「毎日セックスできてハッピー!!」みたいな人は数える程度で、ほとんどは悩みを相談できる人が家族や友人の中にいない人とか、セックスしか逃げ道のない人が多かったように思う。

 

裏垢を消してしまったので、Tちゃんの現在は分からない。

状況は変わっていないかもしれないが、セックス以外の逃げ道を見つけてくれているといいのだが…

神様、人を愛するとはどういうことですか?

つい最近、Twitterでバズった某おっさんずラブの主人公と同じことを思う今日この頃。

ドラマきっかけというわけではないけど、春田みたいに「え? え? え??」と思うことがたくさんあって、セクシャリティ迷子になっている。

具体的に言うと「ほんとに男性だけが好きなんだろうか?」と悩んでいる。

 

 

悩みのきっかけ

 

きっかけは、好奇心と癒しを求めて利用したレズ風俗。

レズ風俗というのは、ざっくり言うと、女性が接客する女性向け風俗のこと。

出張ホストみたいな男性に接客してもらう女性向け風俗は選択肢に入れなかった。

離婚・引っ越し・モラハラ彼氏との別れで精神的に参ってたし、離婚前に男性とアダルトな遊びをしまくって消耗してたので男性と距離を置きたかった。

最初は有名店を利用するつもりだったけど、性的なことする前に会話がしたかったので「対話型」という文言を掲げているお店に決めた。

検索したら一発で名前出てくると思うから、サイトのリンクを貼っておく。

 

relieve-you.jimdo.com

 

利用した時の体験談はこちらをご覧ください。↓↓↓

 

haruka15793.hateblo.jp

 

  

イチャイチャ自体はとても楽しく、2時間のコースだったが「短い!」と思うほど。

それで、女性とのイチャイチャに全く抵抗がない自分に気づいた。

お金が発生しているからと言えなくもないけど、終わった後に思ったのは「たまには女の子とエッチなことするのもいいよね」ではなく、

「生まれてから30数年間、完全なるヘテロ(異性愛者)だと思って生きてきたけど、そういうわけでもないんじゃない?」だった。

試しに女性がパートナーだったらと考えてみたけど、違和感も嫌悪感も特になかった。

俗っぽい言い方すると「あり寄りのあり」だなって思った。

 

 

 悩みを分解すると…

 

この疑問に関して、思い当たることが3つほどある。

 

1つ目。筆者は女性だが女性の体が好きである。

ってか、女性の裸をオカズにしてますけど何か。

逆に男性の体には、ほぼ興味ない。

細マッチョの男性が人気あるのは知ってるけど、私の心には刺さらない。

後日詳しく書くが、ハプニングバーに通ってた頃、女性客同士が竿の話で盛り上がってたことがあったが、その話題にも全然乗れず。

「入れば何でもいいじゃん…」と思ってたくらい。

 

2つ目。「男らしい男」が死ぬほど苦手。

特に「俺についてこいタイプ」は友達になるのも勘弁してほしい。

これに魅力を感じる女性がいるのは知ってる。

だが私が思うのは「上から目線でうざい…」である。

だからなのかは分からないが、中性的な見た目の男性とか、乙女要素のある男性は好きだった。

元旦那がそういうタイプで「かわいい感じの時計がほしいんだよねー」と言ってたり、ぬいぐるみにキュンキュンしたりする人だった。

(離婚しなくて良かったんじゃ、というツッコミには後日言い訳したいから、まあ待て)

パートナーを選ぶ上で「安心感=癒し」は最重要ワードだと思っている。

 

3つ目。男性とした時より、女性とした時のほうが興奮した。

前述のとおり、ハプニングバーに通ってた時期があるのだが、その時に女性とのプレイも何回かした。

男性でも上手い人とのプレイは記憶に残ってるけど、それ以上の感想は特にない。

逆に、女性とのプレイは「またああいうのしたいな…」ってしみじみ思い出すことがある。

余談だが女装子さんともプレイしたことがあって、その時も「5時間くらいはイチャイチャできるな」って本気で思ってた。

彼氏がいた頃は、彼氏とするのが最高って思ってましたけどね。

別れてからはそういう感情、湧かないね…

 

 

答えっぽいもの

 

以上を踏まえて「実はレズビアンだったのか?」と一瞬考えた。

でも、彼氏いたことあるし、男性全般に興味ないわけではない。

なら、バイセクシャル

しっくりこないこともないが、人として魅力的なら、トランスジェンダーでも構わないと考える自分もいる。

となると、パンセクシャル(ざっくり言うとバイセクより守備範囲が広い人)と言えなくもないが…

ただ、どれも決め手に欠ける。

男性としか付き合ったことないし、男性以外に恋愛感情を抱いたとはっきり言える経験がない。

そこで、タイトルと同じ問いをしたくなる。

 

 

神様、人を愛するとはどういうことですか?

 

リリーヴさんの利用から1週間考えてみた。

問いへの答えは「分からない」だった。

そこにたどり着いた時、偶然とあるLGBT用語を思い出した。

 

「クエスチョニング」

 

自分の思う性別・好きになる性別が定まっていない人。

またはあえて決めない人。という意味。

今の私の状態にぴったりだと思った。

 

 

心と体は女性だと思ってるので、そこに違和感はないけど、好きになる性別はまだ曖昧。

いずれ答えが出るかもしれないし、出ないかもしれないし、どっちでもいいけど、これからはこのように自己紹介してみよう。

 

性自認は女性、性的指向はクエスチョニングです」